オムライス「北極星」
大正11年の創業
現「北極星」の先代、北橋茂男さんが洋食屋「パンヤの食堂」を始めたのは1922(大正11)年のこと。神戸屋パンの前身である神崎屋で働いた経験もあり、パンの小売りもしていたのでつけた店名だそうです。大正時代に洋食を食べるなんて、それだけでも随分とハイカラなことでしたが、さらにトンカツやカ レー、チキンライスなど何でも10銭で食べられるとあって、お店の人気は上々でした。
オムレツとライスで、オムライス!

そして、多くの人に知られる「オムライス」が、この「パンヤの食堂」から生まれたのです。1926(大正15)年のある日のことでした。近所で雨具屋を営む小高さんがいつものようにお店にやってきて、「オムレツと白ご飯」を注文。当時20代半ばだったアイデアマンの茂男さんは、「くる日もくる日も同じものでは、かわいそうだ」と、ご飯をトマトケチャップで味つけして、薄焼き卵でくるんだ料理を小高さんに出しました。胃の悪かった小高さんにも安心して、なおかつ喜んで食べてもらえるようにと考えた特別メニューです。「おいしいやん!なんやこれ?」とたずねられ、茂男さんの口からとっさに出たのが「う~ん、 オムレツとライスで、オムライス!」だったのです。
店名を「北極星」へ

1936( 昭和11)年に店名を「北極星」と改め、現在ではオムライスを中心にしたメニューで10店舗を展開中。どんなに忙しくても、オーダーを受けてから1人前ずつ生の材料からつくられるオムライスは、今なお多くの人に愛され続けています。
●創業/1922(大正11)年「パンヤの食堂」(1936(昭和11)年に「北極星」と改称)●創業者/北橋茂男
●創業地/浪速区汐見橋
●現社名/北極星(大阪市中央区西心斎橋2-7-27・ 電話06-6211-7829)
OSAKA-INFOによる詳細